2020年の5月にセミリタイア(FIRE)した まつやすTです。
本日は「センコン物流(9051)の株価 考察」についてです。
同社株は昨年の11月の優待変更直後に参戦しています。
センコン物流(9051)
センコン物流は運送・倉庫業の物流と乗用車販売を手掛ける東北地盤の運送業社です。創業61年、1996年に上場して今年で24年目のまずまず歴史のある会社です。
事業構成は61期事業報告書によると、運送事業31.4%、倉庫事業16.6%、ホンダの乗用車販売47.9%の3事業がほとんどのビジネスとなっています。将来的なビジネスとして再生可能エネルギー事業とアグリ事業も行っているようですが、現在はあまり利益にはなっていないよう。
「東北から世界に」とWebでも掲げているので、現在あるネットワークを更に強固する形で邁進したほうが良さそうに思いますが、トライアンドエラーで新規事業も頑張っているようです。
2Q概要
11/10に上記業績の増益が発表され、11/12に2Qの業績が発表されました。
20年上半期は減益、増収で予想通りの数字といった感じでした。2019年にアグリ事業等の費用が一掃されたようなので、多少の売上減でも利益が残せていけるようです。
コロナ禍での影響は倉庫事業、アウトソーシング事業、トランクルームは堅調。
一方で売上の50%弱を占める乗用車販売の売上は未だ前年比100%は切っているようです。こちらに関しては多少長引きそうな感じです。
短期的に見ると今期会社予想が若干高く、コロナでの劇的回復がない限りは目標未達に終わりそうです。
一方で長期目線ではコロナの状況が現状維持、または回復するようであれば売上も前年比を超えてくるでしょうし、利益に関しても問題なく残せそうなので安心感がある銘柄でしょう。
センコン物流(7925)の株価と配当金
センコン物流の株価は1株あたり730円(11/12終値)。
最低単元が100株で 73,000円なので比較的買い易い銘柄ですが、株主優待を得るには最低500株が必要となります。
以下は今期含む過去4年間の配当金です。
2018年3月期 | 12.5円 |
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2019年3月期 | 12.5円 |
2020年3月期 | 12.5円 |
2021年3月期(予想) | 12.5円 |
株主優待:3月、9月末の権利日で500株以上保有に対し東北のお米または特産品が貰えます。(※昨年の11月に500株保有での優待が新設)
500株以上 | 東北米5kg または 特産品2,300円相当 |
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1,000株以上 | 東北米10kg または 特産品4,500円相当 |
5,000株以上 | 東北米10kg または 特産品10,000円相当 |
10,000株以上 | 東北米10kg または 特産品15,000円相当 |
配当利回りは1.7%程の配当利回り。
配当と優待を合わせた総合利回り2.9%とそこまで高くもないですが、年に2回も東北米を届けてくれる貴重な米銘柄です。※米は1kg=440円にて換算
センコン物流(9051)の株価とチャート
センコン物流の株価とチャートです。
直近のコロナショックでは600前後まで下落しましたが、他保有銘柄に比べ底堅さが光りました。
2019/12月に出来高が急騰していますが、自社株買いを行っておりその影響のよう。

コロナの再拡大も考慮し今すぐに参入するメリットもないですが、3Q前後で株価が落ちる時があれば長期保有目的では良い銘柄だと思います。個人的には600~650辺りで仕込みたいところです。
配当利回りは低いので、どちらかと言えば優待にて米が欲しい方という事になるでしょう。
センコン物流(9051)株価 まとめ
センコン物流の株価についてのまとめです。
・主事業の車販売はコロナ次第
・倉庫事業、アウトソーシング事業、トランクルームは引き続き堅調
・アグリ事業の費用を2019年に一掃しているため、今後減収になっても利益は残しやすい
・配当利回り1.7%程と高くないが、現物のお米が年に2回貰える
【以下懸念点】
・コロナの再拡大による車販売への影響
・倉庫業のため設備投資が多く、現金比率は良くない(利益がでている内は問題はなさそう)
・今期は会社予想に達するか微妙
株価が今後暴騰するような業績でもないですが、長期に保有するには安定した株価というのも重要な要素です。
欲を言えば配当利回りが高ければ良いですが、設備投資がある会社なので配当があるだけ有難いというところでしょう。
今日はここまで、アデュー!
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