2020年の5月にセミリタイア(FIRE)した まつやすTです。
本日は「キムラ(7461)の株価 考察」についてです。
キムラ (7461)
キムラは北海道を地盤とする住宅用資材の卸売りと小売りを2本柱とした企業です。
創立は70年(開業して75年)と歴史は古くジャスダックに上場中。
事業としては小売りが56%程、卸売りが35%程となっており売上の半数以上は小売り事業からきています。
小売り事業はコロナ禍で脚光を浴びたホームセンターの事業と単独ペットショップを経営しており、ジョイフルエーケーと呼ばれる大型のホームセンターを道内にて4店舗、ペットショップを札幌市内に3店舗展開しています。
卸売りに関しては土屋ホームズ等の工務店を主な販売先として、戸建て用の建築資材を多種多様に揃えています。
北海道地盤とし小売りと卸しにてバランスのとれた事業を行いつつも、日本各地に営業所を構えており、今後の全国展開は視野にいれているようです。
キムラの業績について
2010年以降この10年程は増収傾向で利益は年によりアップダウンがあります。
今期は卸し事業はコロナの影響で減収、減益ですが小売り事業が大幅な増収、増益となっています。
ホームセンター関連は今期ウィズコロナ銘柄として脚光を浴び、キムラだけは物色されず取り残された感じになっていますが、先日発表の3Q決算では今期の会社予想を131%と超過し決算発表前後に多少の値動きがありました。
この数年はコロナが急激に収まる事もないと考えられるため、同社事業にとってはしばらくは追い風が吹くのではと考えます。
キムラ(7461)の株価と配当金
キムラの株価は1株あたり558円(2/2終値)。
最低単元が100株で 55,800円となりなんとか5万前後で買い易い銘柄です。
以下は今期含む過去4年間の配当金です。
2018年3月期 | 10円 |
---|---|
2019年3月期 | 12円 (※足場レンタル30周年 記念配+2円) |
2020年3月期 | 10円 |
2021年3月期(予想) | 10円 |
株主優待:なし
同社の株主還元方針で実質配当性向は18%程。
配当利回りは1.8%程で株主還元でいえば間違いなく買いではありません。
2019年に記念配を還元していますが、利益の増加に合わせ多少還元額も上向くことを期待しましょう。
キムラ(7461)の株価とチャート
キムラの株価とチャートです。
10年来でみると現在地は比較的高い位置となりますが、逆にいえば2012年のアベノミクスからそこまで上昇しておらず比較的好業績に対して不人気ぶりが伺えます。
過去に何かの材料でストップ高になっても上昇気流には乗れず停滞をする、よくある地方銘柄の特徴も見受けられます。
展開している事業的にはバランスもとれており、全国展開がうまくいけばまだまだ上昇余地のあるチャートなのかなと思っています。

キムラ(7461)株価 まとめ
キムラの株価についてのまとめです。
現在の株価はおそらく今後発表される上方修正に対して織り込んでいる感もあります。
但し上方修正を加味した現在の指標はさほど割高でもなく、またホームセンター一辺倒でない事業バランスを考えるとコロナ明けの平常時でも十分戦っていける銘柄だと思います。
元々は北海道地盤の会社を見つける道中で出会った銘柄でしたが、良い拾い物をしました。
今日はここまで、アデュー!
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