2020年の5月にセミリタイア(FIRE)した まつやすTです。
本日は「東京個別指導学院(4745)の株価 考察」についてです。
東京個別指導学院 (4745)
ベネッセHDの傘下で首都圏を軸に小中高生向けの個別指導を展開している会社です。
セグメントで見ると小学部約9%、中学部約36%、高校部約53%、その他となっています。小学校向けは全体の割合は小さいですが伸びしろもあり、最近の伸び率も他2事業に比べ良い数字を納めています。
また主力の中学校向け、高校向けも前年比105%~110%の範囲で安定的に伸びており首都圏での子供の塾通いの人気ぶりもうかがえます。
東京個別指導学院の業績について
2013年からは売上、利益共に増加傾向だったものの、昨年のコロナの影響をモロに受け2021年2月期は7期続いた好業績に急ブレーキがかかってしまいました。
確かに対面で行う塾というのはコロナには完全アゲインストであり、月次の前年比の生徒数も昨年は急降下しています。
しかし昨年7月を底に生徒数も前年並みに戻ってきており、今後発表される12月-2月の業績は昨年比よりは減少すると思われますが、今期は上方修正されるような数字となっています。
また下半期の結果をもって来期予想がどのようになるか注目したいところです。
月次入塾数も昨年8月から前年比プラスへ転換しているのは良い材料。
今期はコロナの影響で指標のPERが10,000倍という驚異的な数字になっていますが、通常期であれば20弱に収まり指標的に割安というところでもありません。
これまでの業績の伸びが来期以降も持続できれば買いという個人的な判断となります。
東京個別指導学院(4745)の株価と配当金
東京個別指導学院の株価は1株あたり665円(2/19終値)。
最低単元が100株で 66,500円で非常に買い易い銘柄となっています。
以下は今期含む過去4年間の配当金です。
2018年2月期 | 26円 |
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2019年2月期 | 26円 |
2020年2月期 | 26円 |
2021年2月期(予想) | 26円 |
株主優待:2月末 100株以上保有で会社指定商品より選択(図書カード1,500円他)
配当利回りは3.9%、優待を図書カード1,500円とすると総合利回りは6.1%程となります。※図書カードは常にあるかどうかわからないのであくまでも参考数値
ベネッセグループは親会社も含め株主還元には寛大なようです。
東京個別指導学院(4745)の株価とチャート
東京個別指導学院の株価とチャートです。
下記は5年来のチャートです。昨年のコロナショック時に一時300円台をつけ、その後7月からは徐々に株価も戻りつつあります。
出来高も株価上昇時に極端に上がっている箇所もありチャート的には底を確認できているため悪くない買い位置だと思います。
2月権利日なので一旦は権利後調整する可能性もありますが。

東京個別指導学院(4745)株価 まとめ
東京個別指導学院の株価についてのまとめです。
今後の子供人口減というニュースはありますが、共働き世帯が増えるにつれ子供の預け場所が必要となり塾はその場所の一つになっており合わせて低年齢化も進んでいます。
親にとっては子供が適当に遊んでいるよりは塾で学習しているほうが勿論良いと考えるため、お金はかかりますが親と塾の間は今のところWin-Winの関係で間違いはないでしょう。
そういった意味で子供の人口減とは反比例してしばらくの間は塾の需要というのは増えると考えています。
また最近話題のエドテックですが、皮肉にもコロナがあったおかげで同社も今後参入せざる得ない状況となっています。参入に合わせ投資資金は必要となりますが、その辺りはベネッセという母体もあり安心感もあります。
・昨年の7月を底に月末生徒数は回復基調
・月次入塾数も昨年8月より前年同月比プラス転換
・株主還元率が非常に高い(総合利回り6.1%程)
・エドテック銘柄としても今後注目
今日はここまで、アデュー!
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当ブログは著者自身の実際の経験に基づき情報を発信しているもので、セミリタイアまた実際の株式の売買の推奨をするものではありません。また記事内容は個人的な見解に基づくもので、正確性は保証できないのでご理解よろしくお願いします。実際に投資を行われる際には、ご自身の判断と責任にて行っていただくよう重ねてお願いいたします。