2020年の5月にセミリタイア(FIRE)した まつやすTです。
本日は「株主優待銘柄をポートフォリオに組込むメリット」についてです。
株主優待の銘柄
3,700超ある上場会社の中で株主還元の一環として株主優待制度を用いている企業は約1,500社超あると言われています。
全体の40%程しかない銘柄群。優待投資家の方々がこの枠内を主戦場としているのは意外ですが、それでも1,500もあると結構な数です。
私は最近まではキャピタルゲインのみを狙う投資を主軸としていたため、あまり優待を目的として投資はしていなかったのですがセミリタイアを考え出した2~3年前に優待を目的とした投資を検討し始めました。
直近のポートフォリオも32銘柄中27銘柄(カレンダーなどの使えない優待も含めて)が優待制度を備えておりポートフォリオの約85%は優待制度がある銘柄となっています。
将来的には70%程を優待銘柄にしたいと思っていますが、今回は優待銘柄をポートフォリオに組込むメリットについて考えてみました。
株主優待銘柄のメリット
株主優待品が貰える
株主優待の一番のメリットは言うまでもなく優待品が貰えるということで、これに勝るメリットはないでしょう。
日常で使うお米や生活用品等も含め結構な日常品を優待で賄えます。
配当金は税制上約20%の税金がひかれますが、株主優待品は現在はほぼスルーで無税(本来は雑所得のようで、おそらく確定申告している人はいないだろうという意味)とも捉えられるためその辺りのメリットもあります。
長期保有がし易くなる
キャピタルゲインを狙う投資や高配当の投資であれば保有株の値上がりにより売却を考える時が必ず訪れますが、株主優待目的での投資は保有していれば優待が貰える事から長期保有が比較的し易いです。
また優待に長期優遇制度があれば尚更の事。
そういった意味では優待投資家は株価が下がっても、上がっても保有し続ける人も多く投資界隈では常んに生き残れる存在にもなっているという事でしょう。
現に私の保有株でも長期優遇制度のある銘柄もあり、株価の如何にかかわらず保有をしている実情もあります。
必然的に分散投資をできる
分散投資を目指している人にとっては優待銘柄へ投資をする事で必然的に分散投資ができます。
株主優待銘柄も仕切りが最小単元の100株~という銘柄が多く100万円程の資金でも上手くいけば20銘柄程を揃えることができます。
分散投資をする事で1銘柄当たりのキャピタルゲインは集中投資に比べ下がりますが、その分損失も分散ができるでしょう。
投資対象が選びやすくなる
3,700超ある企業から投資対象を選ぶのは時間と労力が裂かれ大変な作業となります。
時間がある人ならまだしも、サラリーマンや主婦(夫)の方々も日々忙しく四季報を隅々まで読む時間は勿論ないでしょう。
自分の興味ある優待銘柄を選ぶ事で最大1,500超、その中から興味ないものを外していけば投資対象もかなり減るため対象銘柄の管理は非常にやり易くなります。
株主優待銘柄のデメリットもある
メリットも多い株主優待ですがデメリットもあります。
優待廃止や改悪もある
優待が突如廃止になったり改悪になったりする可能性が常にあります。
その場合配当金の増額やその他代案がなければ株価も下がり、優待もなくなるといったダブルパンチを受ける事になります。
業績が悪い企業の株主優待廃止や改悪は配当金増額等の代替案がだせない場合も多いため注意が必要となります。
損切の判断が鈍る
景気後退期や個別事情により損切をする事がありますが、長期優遇のある優待銘柄は感情的な面もあり損切はしにくいです。
騰がる見込みのない事情での株価下落に対しスパッと優待が諦められる人であれば問題ないですが、特に優待権利日近くでの損切になると未練が残るもの。
長期保有はし易い反面こういったデメリットがあるのは仕方ないでしょう。
株主優待銘柄をポートフォリオに組込むメリットまとめ
メリットもデメリットもある株主優待銘柄ですが、今のところはメリットも多くポートフォリオの一部として組み込むには良い投資戦略だと思います。
株主優待一辺倒だと超分散投資になってしまいキャピタルゲインを狙いにくくなるような気もしますが、ポートフォリオの一部に組む事で優待ナシ銘柄とのバランスも取りやすくなる気もしています。
私の場合は引き続き優待中心にて特定銘柄への一部集中投資と分散投資を心がけたいと思います。
今日はここまで、アデュー!
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